15員環マクロライドであるアジスロマイシンは、2g単回投与が可能であり、PRSP、BLNARを含む耐性菌に対しても効果が得られていることから、急性鼻副鼻腔炎に対する有効性が期待できる

クラリスロマイシンなどの14員環マクロライドはインフルエンザ菌に対する耐性化が進んでいること、投与量不足が指摘されているなど、急性鼻副鼻腔炎に対する抗菌薬治療の第一選択薬とはなり難い。