リナクロチドは14個のアミノ酸からなるペプチドで、関連記事に書いたように、腸管毒素原性大腸菌(enterotoxigenic E. coli, ETEC)の耐熱性毒素(heat stable toxin, ST)の活性部分のペプチドとほぼ同じものです

ETEC は途上国における乳幼児下痢症の最も重要な原因菌であり、先進国においてはこれらの国々への旅行者にみられる、旅行者下痢症の主要な原因菌です。