日々の診療において、来院される患者さんの中には企業の役員クラスの方もいらっしゃる。彼らに共通しているのは、自分が“他人に不快と思われるリスク”に対する管理を常にしている点だ。

 我々、歯科に関わる仕事をしている者は、口の中を見れば一目瞭然、その人のバックグラウンドや立場は容易に想像がつく。

 口の中には、その方のマナー、身だしなみ、生活の全てが現れている。当然のことながら、彼らの中に自分が発する臭いに無頓着という人はおらず、誰もが青年のように爽やかである。