結石が腎臓の中にあるだけでは、基本的には無症状です。尿管に落ちてつまってしまうと、御心配のようないろいろな症状が出ます。

一番多いのが、突然おこる腰や下腹の痛みです。腰の痛みといっても、いわゆる腰痛症とは異なり、安静にしても痛みは楽になりません。〝七転八倒の苦しみ〟というのも聞いたことがあるかもしれませんが、痛みがひどいと、苦しくて一定の姿勢で寝ていられません。また、結石が膀胱に近づくと、その刺激で尿が近い、排尿後すっきりしないといった膀胱炎のような症状が出ることもあります。なお、目でみて尿に血が混じることは珍しくありません(目でみてわからなくても検尿をすると血が混じっていることがほとんどです)。