父と会話が出来るようになってきた頃に最初に言われた事が「お前はなんで日本にいるんだ?父はもう大丈夫だから早くチームに戻ってサッカーをしてきないさい。」との言葉でした。その頃はサッカーの事は思い出したくなかったので関係者とは一切連絡も取っていなかったんですが、心配してくれた代理人が海外から日本まできてくれたんです。そこで色々と説得をされまして、東南アジアにある短期のトーナメント戦に3ヶ月間だけプロ契約を結びプレーしてコンディションを戻しながら夏の移籍に向けて準備をして行きました。代理人からは絶対に夏の移籍マーケットで新しいチームを探すから信じてついて来てほしいと言われました。それで中東にあるチームに移籍したのが今までの道のりになります。

中東のレベルはヨーロッパや南米に比べると低いですが1チームに外国人が契約できる人数が4人までなので、その4枠を世界の選手達と争わないといけません。リーグのレベルが低くても外国人枠は凄くレベルが高いと思います。元代表選手やヨーロッパ、南米の強豪国でプレーしていた選手も多いです。契約の内容はチームや各外国人選手によって全然違うと思います。ですが給料の他にも往復航空券+車+マンション+食事+家政婦さんなども提供されるので、生活するには凄く魅力的な環境だと思います。