雑貨としてのマスキングテープは安価でデザイン性の高い商品となった為、さまざまなテーマに基づいた展覧会の物販コーナーでの定番商品になりつつあります。
芸術家がテーマの美術展であればその作家の代表作、古代生物・深海生物などの珍しい生物を題材とした生物展では展示内容に沿った生物、宇宙について紹介する天文展では太陽系や星座といった具合のものが印刷されることが多いです。展覧会に限らずとも、アニメや漫画の専門ショップではそのキャラクター商品の1つとしてマスキングテープが売られていることも珍しくはありません。
実用品としてのマスキングテープと装飾品としてのマスキングテープは独自に進化した結果、ほとんど別物に近いところまで分かれることになりました。今後はどちらもそれぞれに期待される機能を発達させ、より別のものとして発展していくことでしょう。