そんなお涙ちょうだいのお話もありますが、そんな話はほんの僅かでしかなく、遊女自体は悲惨な人生である事には違いない、14〜5歳で連れてこられ、毎夜、不特定多数の客と相手しなければならない為、勿論性病に侵されるわけで、当時もちろんコンドームなどは無く、梅毒や淋病などの性感染症に対しては無防備極まりない状態でした。遊郭には性病が蔓延していて、恐ろしい事に遊郭で遊んで性病に感染する確立は30%〜40%の確立だったそうです。もちろん抗生物質などあるわけも無く、感染すると、完治することは無いのです。
また、医学の全般の知識が発達していないこの時期、性病などで働けなくなった遊女は養生小屋の別荘へ送られました。そして運が悪い場合はそのまま寂しく死んでゆくのです。
(遊女達の平均死亡年齢は20代前半だったようです)