食生活が多様化するとともに朝食をとらない若者も増え、10代~20代の葉酸不足は深刻になっています。
日々、細胞分裂をしているヒトにとって、細胞を作り出す助けをしてくれる葉酸は重要な栄養素。
しかし、葉酸は水に溶ける性質のため体内に蓄積されないので、毎日とる必要があるといえます。

特に葉酸不足は細胞分裂が盛んな胎児への影響が大きく、妊娠前から必要量を摂取していないと先天性奇形の発症リスクが高くなります。
日本では以前まで神経管閉鎖異常の発症がほとんどなかったため、外国よりやや遅れて葉酸摂取の促進がスタート。
2000年になってから、妊娠希望の女性や妊娠の可能性のある女性への葉酸摂取推奨を厚生労働省が正式に発表しました。