【洒落怖】山の測量(名作・長編)
やがて女はAの側を離れ、雪の斜面を下り始めました。 すると、Aもその後を追うように、立木の中へ入って行きます。 「おーい!A!何してるんや!戻れー!はよ戻ってこい!」 しかしAはそんな俺の声を無視して、吹雪の中、女の後を追いかけて行きました。 俺は測量の道具を放り出して後を追いました。 Aはヨロヨロと木立の中を進んでいます。 「ヤバイって!マジで遭難するぞ!」 このままでは自分もヤバイ。 本気でそう思いました。 逃げ出したいっていう気持ちが爆発しそうでした。 周囲は吹雪で真っ白です。
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幽霊・妖怪・悪魔・人間などが関わる怖い話や都市伝説や時空系などの不思議な話を単発で紹介します。