【洒落怖】自己責任(名作・長編)
胸が強く締め付けられるような感覚で家に帰り着くと、 家には誰もいませんでした。 後で知ったことですが、私の地方は忌廻しと云って、 特に強い忌み事のあった家は、 本家であっても初盆を奈良の寺で行う、という風習があったのです。 私は連れてこられたのでした。 それから3日、私は39度以上の熱が続き、 実家で寝込まなければなりませんでした。 このとき私は死を覚悟しました。仏間に布団を敷き、 なるだけ白い服を着て、水を飲みながら寝ていました。
まとめへ戻る お気に入り登録
幽霊・妖怪・悪魔・人間などが関わる怖い話や都市伝説や時空系などの不思議な話を単発で紹介します。