私たち(A・B・C・D・私)は皆家業を継ぐことになっていて、

高校受験組を横目に暇を持て余 していました。

学校も、私たちがサボったりするのは
受験組の邪魔にならなくていいと考えていたので、
体育祭後は朝学校に出て来さえすれば、
後は抜け出しても滅多に怒られることはありませんでした。

ある日、友人A&Bが、近所の屋敷の話を聞いてきました。

改築したばかりの家が、持ち主が首を吊って自殺して一家は離散、
空き家になってるというのです。