「Cちゃーん、お姉ちゃんの所おいでー」
「Bさん怖いよ!たすけて!」
どのくらいそのままギャーギャーしてたかわからないけど、
急にまたAさんから貰った指輪が熱くなって、
手をはなそうと思ったんだけど、
手だけ金縛りにあったみたいにグーの形のまま動かない。
その内喉が苦しくなって声がうまく出なくなってきて、
しまいには、叫んでるつもりが全く声が出なくなった。
母親が、口をパクパクさせてるのに声が出なくなった私を見てぎょっとしてたけど、
声が出なくなったせいで更にパニックが加速して、
暴れる私を抱き締めてる力は緩めてくれなかった。
その間もBさんは、楽しそうに私を呼んでた。
その内かすれた声が出てきたなっと思ったら、
今度は勝手に言葉が溢れてきた。