私はパニックになって、
「おねーちゃんが死んじゃうかも知れない!病院に行こうよ!」
って泣いて訴えたが、両親は頑として動かなかったのね。
で、私が自棄になって、
「私だけでも行くから!」
ってパジャマのまま玄関に向かったら、父が全身で阻止してきた。
私はAAのズサーみたいな感じでドアに突っ込んでいく父の異常さが怖くてまた泣いた。
母親は「Cちゃんお部屋にもどろ?ね?ね?」って、
一生懸命宥めてくれるんだけど、その母親の顔も、
泣きそうっていうかおびえまくってた。
その両親の異常な雰囲気で、
私も『あ、コリャなんか変だぞ?』って妙に冷静になって、
よく見ると両親、ちゃんと外着に着替えてたんだ。
何でだろうっと思った瞬間、ピンポンが鳴ってBさんの声が聞こえて、
「Cちゃん迎えに来たよ。お姉ちゃんの所においでー!」
みたいな事を言ってた。