おりものの量は、女性ホルモンと密接に関係していて、月経周期に合わせて増減を繰り返しています。
通常、月経終了後だんだん増えていき、排卵期にもっとも量が多くなり、透明なゼリー状でよくのびるようになります。排卵のあとは量が減ってきて、粘り気のある黄白色のおりものに変化していくのです。
このような変化は、ホルモン分泌が正常に行われている証拠。
おりものは、女性ホルモンの分泌に応じて変化していくので、年齢によっても量が変わっていきます。そのほか、妊娠中も卵胞ホルモンの分泌が増えるため、おりものの量が多くなることも。
初経~10歳代
初経が始まるころから徐々に増えはじめます。女性ホルモンの分泌が不安定な時期のため、増えたり減ったりすることがあります。
20歳代~閉経
20~30歳代は、女性ホルモンの分泌がピークを迎えてもっとも多い量になり、以後はほぼ安定した量に。やがて、女性ホルモンの分泌が減少するとともに、おりものの量も減っていきます。
閉経後
閉経後2~3年になると、卵胞ホルモンがほとんど分泌されなくなり、おりものも出なくなって乾いてきます。