俺とは違うもっと直接的な事を言われて……、
おかしくなったんじゃないか?

篠塚先生は、俺を心配させないように嘘をついてくれたけど、

『嘘をつかなければならないほど』の事だったのか……

結局、それが分かってるから、
篠塚先生は最後まで心配してたんじゃないのか?

疑えば疑うほど混乱してくる。

どうしたらいいのかまるで分からない。

ここまでしか……俺が知っている事はない。

二年半に渡り、今でも終ったかどうか定かではない話の全てだ。

結局、理由も分からないし、都合よく解決できたり、
何かを知ってる人がすぐそばにいるなんて事は無かった。

何処から得たか定かではない知識が招いたものなのか、
あるいは、それが何かしらの因果関係にあったのか……。

俺には全く理解できないし、偶々としか言えない。

でも、偶々にしてはあまりにも辛すぎる。

果たして、ここまで苦しむような罪を犯したのだろうか?
犯していないだろう?だとしたら……何でなんだ?不公平過ぎるだろう。

それが正直な気持ちだ。