メールから、
奴は奴なりに自分のせいでこんな事になったって自責の念があったらしく、
謝罪とか、こうすればいいとか、こんな人が見つかったとか、
まめに連絡が入ってた。

母から菊地が家まで来た事も聞いた。

戻って二日目の夜、菊地に電話を入れた。

電話口が騒がしい。

菊地は呂律が回らず何を言っているか分からなかった。

コンパしてやがった。

とりあえず電話をきり、『殺すぞ』とメールを送っておいた。

所詮世の中他人は他人だ。

翌日、菊地から『謝りたいから時間くれないか?』とメールが来た。

電話じゃなかったのは、気まずかったからだろう。

夜になると、家まで菊地が来た。

わざわざ遠いところまで来るくらいだ。

相当後悔と反省をしていたのだろう。