たまに「コヒュッ」って感じで、息を吸い込む事に失敗してた気がするし。

そうこうしているうちに、アイツが手を動かして、
顔に貼り付けてあるお札みたいなのを、ゆっくりめくり始めたんだ。

見ちゃ駄目だ!!絶対駄目だって分かってるし逃げたかったんだけど、動けないんだよ!!

もう顎の辺りが見えてしまいそうなくらいまで来ていた。

心の中では「ヤメロ!それ以上めくんな!!」って叫んでるのに、

口からは「ァ……ァカハッ……」みたいな情けない息しか出ないんだ。

もうやばい!!ヤバい!ヤバい!ってところで、「パンッ!!」って。

例えとか誇張でもなく“跳び上がった。心臓が破裂するかと思った。

「パン!!」

その音で俺は跳び上がった。