部屋に入る前にもっかい外に出て、缶コーヒーを飲みながら一服した。

実は何もいなかったんじゃないかって思い始めてた。

本当にあんなん有り得ないしね。

明るくなったってのと、もういないってので、少し余裕出来たんだろうね。

さっきよりはやや大胆に部屋に入った。

『よし、いない』なんて思いながら、カーテンが閉まってるせいで、

薄暗い部屋の電気を点けた。

昨晩の出来事を裏付ける光景が目に入ってきた。