新日鐵、トヨタ、キヤノンなど、株にはさまざまな銘柄があるが、ざっくり言えば、株の銘柄にあたるものがFXの通貨ペアだ。
ただ、通貨ペアは通常、2つの通貨を「/」(スラッシュ)で区切って表す。ここが株の銘柄とは違うところ。たとえば、米ドル/円、ユーロ/米ドルといったものが通貨ペアだ。
この時、各通貨ペアでどちらが左に来るか、右に来るかは決まっている。
そして、「ある通貨ペアを買う」ということは、「/」の右側の通貨を売って「/」の左側の通貨を買うことを意味する。たとえば、「米ドル/円」を買うといった場合、「円を売って、米ドルを買う」ことを意味している。
逆に「米ドルを売って、円を買う」のであれば、これは「米ドル/円」を売ったことになる。
各通貨にはアルファベット3文字で表される通貨コードが定められている。たとえば、米ドルの通貨コードはUSD、円の通貨コードはJPYで、米ドル/円はUSD/JPYとなる。FXでは通貨コードによる表記もよく使われている。