ドライバーを正規に採用してマナー・サービス教育を徹底し、サービスの向上に努めた。さらに当時、コスト低減のために古い車両を走らせていた会社が多かったが、鄒社長は新車を導入し、観光客に安心・安全・快適に乗ってもらうよう配慮した。
やがてこうした努力が旅行会社に評価されるようになり、鄒社長のバス会社を「ぜひ使いたい」という声になって具体化してきた。当然、満足度が高くなればリピーターも増え、引く手あまたといった状態になった。
バス事業を手掛けた当時、保有バス20台、ドライバー25人ほどだったが、今や保有バス115台、ドライバー130人の大所帯でバス事業を運営するまでになった。なお、同社のバス利用者は年間30万人を超えるという。