沖田×華先生からのコメント
高校生で産婦人科医院の見習いバイトをしていた時、一見何の変哲もない妊婦さんが、実は様々な事情を抱え、産む、産まないという選択を迫られている場面を幾度となく目にしました。妊娠、出産は喜びがあり祝福される反面、時には辛く悲しいこともあるのも事実です。『透明なゆりかご』には「正しい答え」はありません。ふと、「自分とは違う命が現れたとき、何を思い、どのように向き合うのか――」を考える日が来るかもしれない。そんな時に読んで頂ければと思います