「鼻血が出たら上を向く」と教えられてきた人は多いのではないでしょうか?実際に自分も鼻血が出た時に、血が垂れてこないように咄嗟に上を向くことはよくあります。しかし、実はこれ、間違いだということを知っていますか?本当のところは「鼻血が出たら下を向く」のが正しい方法です。上を向くと確かに鼻から血は垂れてこなくなりますが、血が喉に入ってしまい、気分が悪くなる危険性があります。さらに言うと、血液が気管から肺に入って肺炎を起こす可能性もあるのだとか。鼻血が出た時は「椅子に座って、軽く下を向く」のが正しい姿勢です。
鼻血が出るとティッシュを鼻の穴に詰めて、汚れたらまた新しいティッシュに取り換えて詰めて…という人も多いでしょう。実はこれも間違った方法です。鼻血が出ている時の鼻の中の血管は脆くなっていますので、ティッシュを入れたり出したりすることでさらに傷をつけ、出血箇所を増やしてしまう原因になります。正しくは、「親指と人差し指で小鼻の部分をつまみ、5~15分圧迫する」こと。圧迫している間に、大抵の鼻血は止まります。