タオルを指に巻いて舌苔をこすりとるとき、舌の奥に並ぶ有郭乳頭の手前一~ニセンチの部分の舌苔をなかなかうまくこすりとることができないものです。

個人差もありますが、舌を横にひっばりだしても、指先をなかなかその部分に送りこめない人が多いのです。

そんな場合、指をまっすぐ伸ばして突くようにして、「できるかぎり」舌苔をとるようにします。

三、四回、かきとり作業をしたあとに、舌苔がすこし残ってもしかたありません。

回を重ねるごとにとっていけばよいし、すこし残っていても、ほとんど口臭には関係がないためです。もうすこし前の、舌体の中央から後方部にかけての部分に舌苔がよくつき、そこが口臭の源泉になっているためです。