メラニンがしみの原因になる、というのは、もはや常識です。しかしながら、メラニンが何か「悪さ」をしてしみを作っているのか、というと、そうではありません。というのも、メラニンは体の防衛反応なのです。
紫外線というダメージを肌が受けたとき、体は、「より強い肌を作って、紫外線に対抗しなければ」と考えます。そのときに出るのが、メラニンなのです。メラニンは皮膚を丈夫にし、紫外線の攻撃をシャットダウンしようとします。
若い頃というのは、このように作られたメラニンも、紫外線のブロックが終わるとちゃんと代謝されていきました。しかしながら新陳代謝が衰えるようになると、メラニンをうまく排出しきることができず、体内に残るようになってしまったのです。
そのため、肝心なのはあくまで「紫外線をシャットダウンすること」なのです。日焼け止めが有効なのはこのためです。