「油ものを控えるから大丈夫と思って、ご飯を山盛り食べ、甘いものやアルコールをがぶ飲みしていると、大きな間違いです。
そういう食生活をしている限り、中性脂肪が減ることはありません。
中性脂肪には、脂肪から作られるものと、糖質やタンパク質から作られるものがあります。 ここでは、中性脂肪がどのようにしてできるのか、その仕組みを簡単に説明します。
食べ物からとった中性脂肪は、小腸で胆汁酸という消化液と膵液に含まれる脂肪分解酵素によって、分解されます。
中性脂肪は、糖質やタンパク質からもできます。 糖質(ブドウ糖)とタンパク質(アミノ酸)も中性脂肪に変わります。
ご飯や麺類、砂糖などの糖質は、口内の唾液や膵液、腸液の働きによってブドウ糖などになります。
脂肪から変わった中性脂肪を「外因性中性脂肪」、肝臓で合成された中性脂肪を「内因性中性脂肪」といい、最近では、二つを分けて考えたほうがいいという意見もあります。