電磁波とは、電気と磁気の両方の性質をもつ「波」のこと。電気の影響が及ぶ範囲を「電場」といい、磁気の影響がおよぶ範囲を「磁場」といいます。この電場と磁場がお互いに影響しあって、電磁波の「波」がつくられているのです。
電磁波は一般に周波数(1秒間に生じる電磁波の「波」の数)であらわされ、いろいろな種類があります。

周波数の高いものから順に、(1)電離放射線(X線やガンマ線)、(2)紫外線、(3)可視光線(人間の目に見える光)、(4)赤外線、(5)電波(テレビ、ラジオ、パソコン、携帯電話から発生している電磁波)となります(→「電磁波の種類」イラスト)。

(5)電波にも周波数によっていくつかの種類があります。電子レンジ、携帯電話は「マイクロ波」と呼ばれる周波数の高い電波、高圧送電線から発生している電波は「低周波」と呼ばれる、周波数の低い電波です。