虫歯がどのような状態であっても治療できるわけではありません。
削ることで歯茎を傷つける状況なら、すべて抜いてしまうことになるでしょう。
最近は無痛治療が注目されるようになってきたのですが、すべての場合に適用できるわけではないのです。
あなたの虫歯の状態に大きく影響されることになります。
一般的に無痛治療としては痛みを伴わないように麻酔をすることが重要と考えられています。
麻酔さえしてしまえば、歯を抜いても痛みを感じないからです。
ただ、麻酔が覚めてくるとだんだんと痛みが出てきます。
それでも一晩程度で収まるはずです。
痛みが激しくなるようであれば、別の原因が考えられるかもしれません。
このような麻酔による無痛治療はいわば対処療法にすぎません。
根本的な歯科治療は予防歯科がベストでしょう。
つまり、痛みを伴わない治療ではなく痛みが生じるような状況を作らないためにできることを事前にやっておくのです。
簡単に言えば毎日の歯磨きを確実にすることだけです。
歯を磨いているつもりでも、実はほとんど効果がない磨き方をしている人が少なくありません。
どのようなことに注意して歯磨きをすればいいのかをしっかりと指導するのです。
これは歯科医の役割です。
歯磨きを教えてもらうために歯医者に行く人はほとんどいません。
しかし、痛くなってから行くよりもいいはずです。
歯医者は痛いところだと言うイメージが先行しているのですが、それは自分自身が招いた結果であることを認識しなければなりません。