現代の歯科医治療は無痛治療が一番いいと考えられていますが、デメリットはないのでしょうか。
少し考えてみましょう。
虫歯の無痛治療の一つとしてレーザー治療があります。
これはドリルを使わずにレーザーで虫歯の部分を取り除く治療法です。
不快な音も痛みもありませんから、最先端の治療法と言えるでしょう。
しかし、デメリットがあります。
ひとつは時間がかかることです。
ドリルで削る場合に比べると倍以上の時間がかかります。
歯科医の診察椅子にずっと座っているのはあまり気持ちのいいものではありません。
もちろん、途中で寝てしまう人もいますから、時間の長さはあまり気にならないかもしれません。
それから、適用範囲が限定されることです。
レーザーは光の一種ですから、直線方向には強いのですが、虫歯が奥まで進行している場合、直線だけでは処置できないことが少なくありません。
せっかくの無痛治療も中途半端になってしまうのです。
もちろん、レーザー以外の治療法がありますから、自分が行こうとしている歯科医でどのような治療法があるかを確認しておくことが重要でしょう。
特に子どもの場合は歯医者さんが怖いかどうかは非常に重要なのです。
大人になればある程度の痛みは我慢できますが、子どもの場合はトラウマになってしまうこともあるのです。
虫歯を放置しておくと、どんどん進行して、神経まで届くことになります。
その時の痛みは無痛治療ではカバーできないところまで行くことでしょう。
痛みを伴うよりも無痛治療の方がメリットは多いのですが、具体的な治療法を調べておくことが重要です。