無痛治療が注目されている歯科医の虫歯治療ですが、本当にそのメリットはあるのでしょうか。
話題だけが先行している傾向の虫歯の無痛治療について、少し考えてみましょう。
まず、虫歯の治療はなぜ痛みを伴うのかと言う点です。
子どもの場合、乳歯が永久歯になることは人の成長の中で決められたことです。
つまり、それは病気でも何でもないのです。
ですから、乳歯の虫歯は治療しなくてもいいことになります。
それでも虫歯の治療をするのは何故でしょうか。
それは二つの大きな意味があります。
ひとつは虫歯によって正常に生え変わるタイミングがずれてしまうことです。
乳歯は何もしなくても自然と永久歯と入れ替わります。
それが虫歯のために乳歯がボロボロになってしまうのです。
それからもうひとつの理由です。
こちらの方が大きいのですが、虫歯で痛みを感じるようになることです。
虫歯は歯に通っている神経を刺激します。
それが痛みとなります。
もちろん、虫歯の治療も痛みを伴うことになります。
基本的に歯が痛いと言うことは何かが異常になっている証拠なのです。
無痛治療は治療をする時に痛みが少なくなるように行うのですが、それ以前に痛くなる状況を作らないことに重点を置いた歯科医もいます。
これは人の永久歯が一生生え変わらないことを考えると非常に重要です。
つまり、自分の歯を大事にすることが無痛治療の究極の目的です。
無痛治療のメリットはこの一点にあると言えるでしょう。
あなた自身や子どもが虫歯になっているなら、これからは無痛治療を行う歯科を選んではどうでしょうか。