たとえば、あるビジネスですでに10億円の資金を投下していますが、事業は赤字の状況が続いており、今後も赤字で黒字化の見通しはたっていないとします。
この時、すでに投下した10億円がサンクコストとなります。合理的な経営判断をするなら、今後も赤字が出続けて、黒字化の目途が立たないならすぐにでも事業から撤退をするべきです。
しかしながら、人はすでに10億円もの資金を投下している以上、その費用が完全に無駄になってしまう撤退という行動をとることができないと言われています。
こうしたことは、行動経済学(行動ファイナンス)などで研究されています。
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