実は打ち切りだった? あの有名アニメ作品

近年のアニメは、番組開始前から既に放送期間が決められている作品がほとんどであり、途中で打ち切りになるケースは少ないです。しかし、昔のアニメは人気が無かった場合に、予定されていた放送期間を満了せずに終了してしまう事例は珍しくありませんでした。実は、誰もが知っている有名アニメの中にも、そうした打ち切り作品が存在しているのです。

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881 PV

1971年10月より放送が始まったルパン三世。当時のアニメでは珍しい大人向けのハードボイルドな作品として製作されました。しかし、肝心の大人を取り込む事は出来ず、子供からもそっぽを向かれ、視聴率は酷い有様でした。途中で路線変更を行い、ある程度視聴率は上向いたものの、番組を継続させるだけの人気は獲得出来ず、23話で打ち切りとなりました。再放送で人気が出た事で、6年後の1977年から第2シリーズがスタートしました。

ドラえもんは現在も放送中じゃないかと思われるかもしれませんが、それは1979年より始まったテレビ朝日版です。実はその6年前の1973年4月から半年間、日本テレビでドラえもんが放送されていたのです(厳密には、最初から半年の放送予定だったので打ち切りと言うのは御幣がありますが、あまり人気が無かったのは確かです)。製作を担当した日本テレビ動画は既に倒産しているため、映像や関連資料はほとんど残っておらず、現在では幻の作品となっています。

エースをねらえ!

1973年10月より放送された、テニスアニメの金字塔であるエースをねらえ!。原作からの改変が多く、視聴率は伸び悩んだため、半年で終了となりました。再放送で人気が出た事で、初代のリメイクや続編が作られるようになりました。

宇宙戦艦ヤマト

1974年10月に放送が始まった宇宙戦艦ヤマト。当初は1年の予定が、放送決定時には3クールに短縮されました。更に、視聴率が思わしくなかったために半年で打ち切りとなりました。番組終了後、何度も再放送される内に人気に火がつき、続編が製作される事になったのです。

機動戦士ガンダム

1979年4月より開始された、機動戦士ガンダム。そのシリアスなストーリーがあまり子供には受け入れられず、視聴率は低迷。1年の放送予定が、43話という中途半端な時期で打ち切りとなりました。再放送やガンプラのヒットで人気に火がつき、数多くの続編が製作されています。

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