キズナ 名馬の仲間入りができるか 最低条件のG1制覇へ

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復帰後重賞を勝ちきれていないキズナ

G1馬6頭が集った注目の一戦を制したのは、昨秋のエリザベス女王杯馬で4番人気のラキシス。注目のキズナは2着に敗れ、京都記念3着に続く敗戦。

 スタンドのファンからは、悲鳴にも似たため息が漏れた。単勝1・4倍の圧倒的1番人気のキズナは、2馬身差の2着に敗れた。

産経大阪杯の敗戦は武豊もショック

武豊も「残念ですね。きょうは正直、負けるとは思っていなかった。最後もかわされるとは…」と首をかしげるしかなかった。

ダービー以来のG1制覇へ 天皇賞に挑むキズナ

ゴールデンウイーク真っただ中の今週末の日曜(5月3日)、京都競馬場では古馬の最強ステイヤーを決める第151回天皇賞・春(芝外3200メートル)が行われる。

つねに結果を求められるキズナ

武豊「そうですね。(前々走)3着、(前走)2着ときています。確かに前走はきっちり勝たなければいけないレースだと思っていますし、勝って天皇賞へというのが正直なところでした。ただ、走りとしては悪くなかったですし、前回よりは動けるんじゃないかな、と思います」

もう負けられない。キズナは昨年の天皇賞・春4着後に左第3手根骨骨折が判明。長期休養を挟んで今年2月に復帰した。さあ、無傷でG1へと思いきや、京都記念(3着)大阪杯(2着)と勝利に届かなかった。とりわけ陣営が唇をかむのは前走の大阪杯だ。単勝1・4倍。ファンは叩き2走目での復活Vを信じて疑わなかった。

昨年は4着で敗戦 リベンジを誓う

 昨年の天皇賞・春は、圧倒的な1番人気に推されたが、レース中に骨折したことも影響して4着敗退。キズナにとっては因縁のレースと言えよう。1週前追い切りに騎乗した武豊は「何も気になることはない。あとはレースでの結果だね。本来の走りができれば」と力を込めた。連敗ストップ、そして完全復活へ。ダービー馬の誇りを汚さないためにも、ここは負けられない一戦となる。

目指すは天皇賞勝利しての凱旋門賞

今度こそ本領発揮だ。復活Vを目指すキズナはいつも通り坂路で体をほぐした後、武豊を背にCWコースへ。伸びやかなフォームで徐々にスピードに乗り、直線に入るとさらに重心を下げて躍動感あふれる動きを披露した。終始楽な手応えだったが、6ハロン81秒5―12秒1の好時計で走破した。

秋の大目標である凱旋門賞へ向け、もう負けられない。「競馬では本来のところまでいっていなかった。次こそは本来のキズナの走りを見せたいね」と武豊。改めてダービー馬の底力を見せつける。(

天皇賞・春に出走するキズナ(牡5歳、栗東・佐々木)と、ドバイシーマクラシック3着のワンアンドオンリー(牡4歳、栗東・橋口弘)が凱旋門賞・仏G1(10月4日・ロンシャン)の登録を済ませた。佐々木師と橋口弘師が28日、それぞれ明らかにした

今年で引退が決まっているキズナ 後どれだけG1を取れるか

今年で引退が決まっているキズナ
予想ローテは天皇賞→海外(フォア賞G2)→凱旋門賞→有馬記念という形
G1は春天皇賞を合わせて3つ
これらのG1をせめて1つ獲得しないと名馬にはなれない

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