スタンディングオベーションが7分間も?映画『地獄でなぜ悪い』にベネチアが沸いた!

映画『地獄でなぜ悪い』がベネチア国際映画祭にて7分間ものスタンディングオベーションを送られました。

jam09 さん

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映画『地獄でなぜ悪い』がベネチア国際映画祭で公式上映

イタリアで開催中の第70回ベネチア国際映画祭で29日午後(日本時間29日夜)、新しい潮流の作品を集めたオリゾンティ部門に参加している園子温監督の「地獄でなぜ悪い」が公式上映された。

上映後は約1,200人の観客から7分間のスタンディングオベーションを送られ、園子温監督らは「クセになりそう」と喜びの雄叫びを上げた。

オリゾンティ部門の受賞結果は現地時間9月7日に発表される。

映画『地獄でなぜ悪い』とは?

監督:園子温

○キャスト
國村隼
堤真一
二階堂ふみ
友近
長谷川博己
など

○あらすじ
ヤクザの組長・武藤は、獄中の妻しずえの夢でもある、娘ミツコを主演にした映画の製作を決意。「映画の神様」を信じるうだつのあがらない映画青年と、通りすがりのごく普通の青年を監督に迎え、手下のヤクザたちをキャストに映画作りを始める。しかし、対立する池上組の組長でミツコに恋心を抱く池上も巻き込み、事態は思いもよらない方向へと進んでいく。

監督は鬼才・園子温

監督デビュー作「俺は園子温だ!」(85)と翌年の「男の花道」がPFF(ぴあフィルムフェスティバル)に入選、第4回スカラシップを獲得し「自転車吐息」を製作する。日本のインディペンデント映画の牽引役となり、作家性の高い作品を発表している。4時間を越える大作「愛のむきだし」(08)がベルリン国際映画祭フォーラム部門でカリガリ賞と国際批評家連盟賞を受賞。「冷たい熱帯魚」(10)はベネチア国際映画祭オリゾンティ部門で上映される。その他の監督作に「自殺サークル」「紀子の食卓」「エクステ」などがある。

以下、代表作

ギャグ漫画「行け!稲中卓球部」で人気を博した古谷実が、ギャグを封印して若者の心の暗部を浮き彫りにしたコミック「ヒミズ」を、「冷たい熱帯魚」「恋の罪」の鬼才・園子温監督が実写映画化。ごく普通に生きることを願っていた祐一と、愛する人と守り守られ生きていくことを夢見る景子。ともに15歳の2人の日常が、ある事件をきっかけに絶望と狂気に満ちたものへと変わっていく様子を描く。主演は「パンドラの匣」の染谷将太と、「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」の二階堂ふみ。2011年・第64回ベネチア国際映画祭では、染谷と二階堂がそろってマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した。

「愛のむきだし」などで知られる鬼才・園子温監督が、実在するいくつかの猟奇殺人事件にヒントを得て人間の狂気と極限の愛を描くサスペンス。小さな熱帯魚店を営む社本の家庭では、年頃の娘が若い後妻に反発しており、そのため彼と妻との関係にも亀裂が生じていた。そんなある日、彼は娘が起こした万引き事件をきっかけに同業者の村田と知り合う。やがて村田の事業を手伝うことになった社本は、いつしか恐ろしい猟奇殺人事件に巻き込まれていく。

「自転車吐息」「紀子の食卓」の鬼才・園子温が237分の長尺で描く奇想天外なラブストーリー。主演は映画初出演で主演を飾るAAA(トリプル・エー)のボーカル西島隆弘、ヒロインを元Folderの満島ゆかりが演じる。共演に安藤サクラ、渡部篤郎ほか。敬虔なクリスチャン一家で育ったユウは、神父の父に毎日懺悔を強要される日々を送っている。“罪作り”のため女性の股間ばかり狙う盗撮を繰り返すユウは、ある日、ヨーコという少女に出会い一目で恋に落ちるが……。

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