1巻
・「それで、そのぬぼーっとした人は?」21p
・「お断りします。そこの男の下心に満ちた下卑た目を見ていると身の危険を感じます」24p
・「小悪党……。なるほど……」24p
・「そんなところで気持ち悪いうなり声をあげてないで座ったら?」26p
・「はずれ……。はっ幽霊なんてバカバカしい。そんなのいないわ」31p
・「最後に致命的な欠陥が聞こえたのだけれど……。そんなことを自信満々に言えるなんてある意味すごいわね。変な人。もはや気持ち悪いわ」34p
・「ふうん、私が見たところによると、どうやらあなたが独りぼっちなのってその腐った根性やひねくれた感性が原因みたいね」34p
・「まずはいたたまれない立場のあなたに居場所を作ってあげましょう。知ってる? 居場所があるだけで、
星となって燃えつきるような悲惨な最期を迎えずにすむのよ」34p
・「意外だわ……。宮沢賢治なんて普通以下の男子高校生が読むとは思わなかった」35p
・「ごめんなさい。言いすぎたわ。普通未満というのが正しいのよね」35p
・「でも『よだかの星』はあなたにとってもお似合いよね。よだかの容姿とか。」35p
・「そんなことは言えないわ。真実は時に人を傷つけるから……」35p
・「真実から目を背けてはいけないわ。現実を、そして鏡を見て」36p
・「あなた、馬鹿なの? 美的感覚なんて主観でしかないのよ? つまり、あなたと私の二人しかいないこの場では私の言うことだけが正しいのよ?」36p
・「そもそも、造作はともかく、あなたのような腐った魚のような目をしていれば必然、印象は悪くなるわ。
目鼻立ちなどパーツ云々ではなく、あなたは表情が醜い。心根が相当ゆがんでいる証拠ね」36p
・「だいたい成績だの顔の表層的な部分に自信を持っているところが気に入らないわ。あと、腐った目も」37p
・「そうね、今さら言ってもどうしようもないものね」37p
・「確かに、ひどいことを言ってしまったわ。つらいのはきっとご両親でしょうに」37p
・「これからはこの素敵な思い出を胸に一人でも強く生きていけるわね」38p
・「でも、それじゃあ先生の依頼を解決できてない……。もっと根本的なところをどうにかしないと……。たとえばあなたが学校をやめるとか」38p
・「あら、臭いものだった自覚はあるのね」38p
・「……うざ」38p
・「本人が問題点を自覚していないせいです」40p
・「……何言ってるの? あなたは変わらないと社会的にまずいレベルよ?」41p
・「はたから見ればあなたの人間性は余人に比べていちじるしく劣っていると思うのだけれど」41p
・「詭弁だわ。論点をずらさないでちょうだい。だいたい、太陽が動いているのではなく地球が動いているのよ。地動説も知らないの?」41p
・「この男が相手だと貞操の危機を感じるのでお断りします」44p
・「変ったあいさつね。どこの部族のもの?」58p
・「こんにちは。もう来ないのかと思ったわ」58p
・「あれだけこっぴどく言われたら普通は二度と来ないと思うんだけど……マゾヒスト?」59p
・「じゃあ、ストーカー?」59p
・「そう、てっきり私のこと好きなのかと思ったわ」59p
・「まあ、底辺のヒキガヤ君から見れば異常に映るのかもしれないけれど、私にとっては至極当たり前の考え方よ。経験則というやつね」60p
・「なぜあなた程度と同類あつかいされているのかしら……。非常に腹立たしいのだけれど」63p
・「何なのかしら……、この悲壮感ただよう頼りがいは……」64p
・「短絡的な発想ね。脊髄の反射だけで生きているのかしら。人に好かれるということがどういうことか理解している?
――ああ、そういう経験がなかったのよね。こちらの配慮が足りなかったわ。ごめんなさい」64p
・「……一瞬、かっこいいこと言ったのかと勘違いしたわ」67p
・「ほら、排除しようとするじゃない。(中略)そういった行為でしか自身の存在意義を確かめられない哀れな人たちだったのでしょうけど」67p
・「(前略)人はみな完璧ではないから。弱くて、心が醜くて、すぐに嫉妬し、蹴落とそうとする。不思議なことに優れた人間ほど生きづらいのよこの世界は(後略)」68p
・「そうかしら。それでも、あなたのようにぐだぐだ乾いて果てるより随分ましだと思うけれど。あなたの……そうやって弱さを肯定してしまう部分、嫌いだわ」69p
・「ごめんなさいそれは無理」71p
・「そんなことないわ。あなたのことなんて知らなかったもの」81p
・「別に落ちこむようなことではないわ。むしろ、これは私のミスだもの。
あなたの矮小さに目もくれなかったことが原因だし、何よりあなたの存在からつい目をそらしたくなってしまった私の心の弱さが悪いのよ」82p
・「…………くだらない価値観ね」84p
・「遅い」90p
・「ええ、あなたがいないおかげでスムーズに話が進んだわ。ありがとう」91p
・「別にあなたの料理の腕に期待はしていないわ。味見して感想をくれればいいのよ」95p
・「曲がってるわ。あなた、エプロンもまともに着られないの?」96p
・「そ、ならちゃんと着なさい。適当なことをしているとあの男のように取り返しがつかないことになるわよ」96p
・「初めて人に役に立てたのだからもっと喜びなさいよ。……ああ、なまはげと言っても別にヒキガヤ君の頭皮に対して何か含むところがあるわけではないから安心して
ね」96p
・「……やっぱりあなたが全部食べて死になさいよ」102p
・「死なないかしら」103p
・「(前略)劇薬みたいなものだから」103p
・「ヒキガヤ君それは最後の解決方法よ」104p
・「その認識を改めなさい。最低限の努力をしない人間には才能がある人をうらやむ資格はないわ。
成功できない人間は成功者が積み上げた努力を想像できないから成功しないのよ」105p
・「……その周囲に合わせようとやめてくれるしら。ひどく不愉快だわ。自分の不器用さ。無様さ、愚かしさの遠因を他人に求めるなんて恥ずかしくないの?」106p
・「(前略)円よ円。わかる?ちゃんと小学校で習った?」
・「別に由比ヶ浜さんの下半身事情はどうでもいいのだけれど、結局、ヒキガヤ君は何が言いたいの?」114p
・「ヒキガヤ君、よく分からないのだけれど。今の茶番に何の意味があったのかしら?」117p
・「そこ全部同じ意味ね。あと前置きが長いわ。」119p
・「ヒキガヤ君のトラウマはどうでもいいんだけど、結局何が言いたかったの?」121p
・「甘いのね……。気持ち悪い」124p
・「マイナス思考の理想論者なんて初めて見たわ……。あなたの思想がはやったら地球は滅亡するわね」124p
・「別に嫌いじゃないわ……。ちょっと苦手、かしら」126p
・「あまり食欲が分からないから結構よ。お気持ちだけいただいておくわ」126p
・「由比ヶ浜さん。あなた、自分から誘っておきながら待ち合わせ場所に来ないのは人としてどうかと思うのだけれど」143p
・「何かしら? あなたと話す時間も惜しいのだけれど。まだ昼食をとっていないのよ」143p
・「話す? がなりたてるの間違いじゃなくて? あなた、あれが会話のつもりだったの? ヒステリーを起こして
一方的に自分の意見をおしつけているようにしか見えなかったけれど」144p
・「気づかなくてごめんなさいね。あなたたちの生態系に詳しくないものだから、ついつい類人猿の威嚇と同じものにカテゴライズしてしまったわ」144p
・「お山の大将気取りで虚勢をはるのは結構だけど、自分の縄張りだけにしなさい。あなたの今のメイク同様、すぐにはがれるわよ」144p
・「あなたの奇癖、部室だけかと思ったら、教室でもなのね。あれ本当に気持ち悪いからやめたほうがいいわよ」148p
・「嫌に決まっているでしょう。そんな気持ち悪い時に話しかけたくないもの」148p
・「ねえ、ヒキガヤ君。あなたが何を言っているか全然分からないんだけど……」153p
・「いきなり声をかけないでもらえるかしら」156p
・「類は友を呼ぶというやつね」159p
・「……あれよりもっとひどいのがいるの?」164p
・「大体わかったわ。あなたの依頼はその心の病気を治すってことでいいのかしら?」167p
・「そのしゃべり方もやめて」167p
・「何か今とても悲しいことをさらりと言われた気がするわ……」170p
・「驚いた、あなたの顔を見ると一発で目が覚めるのね」173p
・「つまらなかった。読むのが苦痛ですらあったわ。想像を絶するつまらなさ」175p
・「まず、文法がめちゃくちゃね。なぜいつも倒置法なの? 『てにをは』の使い方知ってる? 小学校で習わなかった?」175p
・「そういうことは最低限まともな日本語が書けるようになってから考えることではないの?(後略)」176p
・「そういうのを自己満足というのよ。あなた以外のだれにも通じないもの。人に読ませる気があるのかしら。
そうそう、読ませるといえば、話の先が読めすぎて一向に面白くなる気配がないわね。で、ここでヒロインが服を脱いだのはなぜ? 必然性が皆無でしらけるわ」176p
・「(前略)文才の前に常識を身につけたほうがいいわ」176p
・「あなたに集団行動ができるとでも思っているの? あなたみたいな生き物、受け入れてもらえるはずがないでしょう?」218p
・「つくづく集団心理が理解できていない人ね。ぼっちの達人ね」219p
・「ええ私中学のとき海外からこっちへもどってきたの。(中略)あの低能ども……」220p
・「……あまり変なこと言わないでくれる? 怖気が走るわ」220p
・「珍しい……。だれかの心配をするような人だったかしら?」221p
・「何、ではないわ。あなたの無責任な発言で一人の少年の淡い希望が打ち砕かれたのよ」225p
・「さっき言ったじゃない。覚えてないの? 記憶力に自信がないならメモをとることをおすすめするわ」226p
・「……あなたたちも運動してその煩悩を振り払ったら?」237p
・「そうやってると、斬新な土下座に見えないこともないわね」238p
・「由比ヶ浜さん(中略)じゃないと練習にならないわ」p245
・「(前略)ヒキガヤ君や私に優しくできる人間が悪い人なわけないじゃない」271p
・「ちょっと……あまりくっつかないでくれるかしら。暑苦しい……」274p
・「その男と組むのは非常に不本意なのだれど……(後略)」274p
・「つんでれ? 何か寒気のするような単語ね」275p
・「それじゃ別人じゃない……まあ、あなたは本当にリセットしたほうがいいと思うけどね」293p
・「まあ、あなたの斜め下すぎるやりかたで救われてしまう人もいるしね。残念ながら」293p
・「……あなた、この部活を何だと思ってるわけ?」304p
・「だれって……、いるじゃない、ほら。いつもあなたのそばに潜んでるあれよ」304p
・「……はあ、幽霊だなんてばかばかしい。そんなのいないわ」305p
・「口ぶりだけは売れっ子作家ね」305p
・「最初の説明、まったくいらないですね」308p
・「どこが。この男と友人になるなんてありえません」308p
・「いつかヒキガヤ君を好きになってくれる昆虫が現れるわ」309p
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