岩手県警が、盗撮行為の取り締りを強化するため、県の迷惑防止条例の改正に着手した。
県民からの意見を集めるため、「『公衆に著しく迷惑をかける行為等の防止に関する条例』の一部改正について」のお知らせを発表し、明らかになった。発表した改正のポイントとして、シャッターを押していなくても、カメラを衣服で覆われた下着などに向けて差し出す行為自体を禁止するとしており、これがネット上で議論の的となっている。
カメラ付き携帯やスマホの普及により、盗撮による摘発例は、ここ数年で急増している。警視庁のまとめによれば、全国の迷惑防止条例違反の摘発件数のうち盗撮行為は、2008年の1296件から2012年は2408件に倍増。千葉県警の今年1月~9月の摘発例では、盗撮被害の発生場所は5割がエスカレーターだという。
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