展示会で来場者を引き寄せるパネルのコツ

スタートライン2ed さん

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展示会の装飾に続いて、パネルは展示会のブースを引き立てる手段だ。来場者は通路からパネルなどを遠くから眺めて、あなたのブースに立ち寄るかどうかを決定する。

展示会ではパネルの文字は通路から見えるように

まず第一に展示会のパネルは、文字の大きさに注意したい。

展示会のパネルの中に、あれもこれも情報を詰め込むのはあまりお勧めできない。通路から見える大きさのキャッチコピーを設定し、それに伴うアイキャッチな画像やイラストがあると良い。パネルのキャッチコピーをみて、自分の興味や関心に合えば、来場者があなたのブースに立ち止まる。

来場者を引き寄せるはずのパネルの一番大きな文字が、製品名では来場者は立ち止まらない。その製品が解決する問題点や、製品のもつ他社には無い利用者へのメリットを強調すべきだ。

展示会のパネルのキャッチコピーはユーザ視点で

また展示会のパネルでのキャッチコピーは、来場者の視点から作成してほしい。

パネルのキャッチコピーは良いバリュープロポジションであるべきだ。

バリュープロポジションとは

・バリュープロポジションとは、あなたの会社の製品やサービスを通じて提供する価値の確約(コミットメント)である。バリュープロポジションこそが、お客さまがあなたの会社の製品やサービスを買う理由だ。
(参考)良いバリュープロポジションを作る5つのコツ

展示会のパネルでは、まさにバリュープロポジションをわかりやすく表現すべきだ。このバリュープロポジションの善し悪しによって、来場者数を左右する。

バリュープロポジションを作成するためのコツ

・読んで3秒で分かるようにする
・お客さんの立場になり、使ったあとで得られる効果を表現
・あなたの会社だけが達成・実現できることを書く
・あいまいな言葉をさける・・・「最高」「○×化(例えば、効率化)」、「高品質」、「付加価値」などがこれにあたる
・技術・専門・業界用語をできるだけ使わない
(参考)良いバリュープロポジションを作る5つのコツである。

自社の強みや差別化の要素が出にくい場合には、SWOT分析が便利だ。

展示会のブースの装飾とパネルの作成で、多くの来場者を獲得するためには、まずはあなたの展示会出展の目的を意識しながら、来場者視点を貫くことに尽きる。

展示会の準備は莫大なコストがかかる上に、長期に渡って準備を進めるため、ついつい自社の視点や想いが強くなりがちだ。

展示会の準備のマイルストーンにさしかかった際には、「目的に合っているだろうか?」「来場者視点だろうか?」と問い直してみてほしい。

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