【厳密には別物！】
お馴染みの日本の栄養ドリンクは、タウリンやビタミン、アミノ酸、漢方薬由来成分のエキスなど、疲労回復や健康維持に有効な成分が入っており、「医薬品」や「医薬部外品」に分類されます。

【一応ジュース！？】
対して、話題のエナジードリンクの多くは、海外で生まれたもの。
そしてこのエナジードリンク、実は日本では「清涼飲料水」として扱われています。
これは、栄養ドリンクに含まれているような有効成分が入っていないため。
つまりエナジードリンクは、栄養ドリンクよりもコーラやジュースに近いものなのです。

エナジードリンクにはカフェインが入っているので、覚醒作用があります。
眠気も覚めて、短期的には仕事の効率があがるでしょう。

しかし効果が切れると、疲れがドッと押し寄せてきます。
さらにカフェインを摂りすぎると、イライラしやすくなったり、頭痛が起きやすくなったりします。

忙しい生活が続いてエナジードリンクに頼りっきりになると、身体に悪い影響が出始めます。カフェインには依存性があるため、中毒になる可能性も。
さらに、エナジードリンクには糖分がたくさん含まれているものも多く、毎日飲みつづけると糖尿病につながる可能性もあります。

体重50kgの人なら“1時間に325mg、3時間に850mgが危険量”となり、エナジードリンク換算で、“1時間に4本、3時間で11本飲むと危険な量”です。
通常これらの量を一度に飲むことは考えにくいですが、カフェインは劇薬としての認識を持つべきといえます。FDAは、“何らかの病気と診断されている人は、栄養ドリンクを飲んでも問題がないか前もって医師に確認するよう忠告”しています。