【快挙】体操・白井健三が金メダル。見よっ!これが新技「シライ」だっ!

体操の世界選手権は5日、ベルギーのアントワープで種目別決勝の前半があり、男子ゆかで17歳の白井健三(神奈川・岸根高2年)が16・000点の高得点で金メダルを獲得した。

中井比一 さん

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17歳白井が金メダル 日本勢で最年少 世界体操ゆか

【アントワープ〈ベルギー〉=金島淑華】体操の世界選手権は5日、ベルギーのアントワープで種目別決勝の前半があり、男子ゆかで17歳の白井健三(神奈川・岸根高2年)が16・000点の高得点で金メダルを獲得した。8月に17歳になった白井は、五輪と世界選手権を通じて日本勢で史上最年少の金メダリストになった。

 日本男子で初めて高校生で世界選手権の代表に選ばれた白井は、9月30日にあったゆかの予選で、主要国際大会では成功例がない大技「後方伸身宙返り4回ひねり」を決め、トップで決勝に進出。「シライ」と命名された新技を決勝でも成功させ、初出場で表彰台の真ん中に立った。個人総合4連覇を達成した内村航平(コナミ)は3位だった。

 あん馬では亀山耕平(徳洲会)が初優勝した。

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「シライ」着地ピタリ 17歳のひねり、世界を魅了

(5日、世界陸上選手権)

 【金島淑華】観客の視線を一身に浴びて、最終演技者の白井が金メダルに向かって助走する。予選で成功させ、「シライ」の名がついた新技の後方伸身宙返り4回ひねり。「余裕がありすぎた」という着地はピタリ。「勝ったと思った」。すぐさまガッツポーズが出た。

 ゆかのスペシャリストには、脚力を生かした高い宙返りで高得点を狙う選手が多い。だが、白井は違う。縦に2回以上回る宙返りを一つも入れていない。ひねりの多さで勝負できるからだ。「僕も結構ひねるほうだけど、健三はひねりすぎて気持ち悪い」。内村が独特の表現で称賛するほどの優れた技術を持つ。160センチ、51キロの小さな体をこまのように速く回転させ、合計で20回以上もひねった。

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