アイヌの伝承をモチーフにした深沢一夫の戯曲(人形劇)『チキサニの太陽』を基とし、舞台を「さむい北国のとおいむかし」として製作された。
制作トップに立った高畑勲にとっては初めての監督作品。興行的な成功には縁遠かったとはいえ、高畑が中編・長編アニメに進出する足がかりとなった。宮崎駿が本格的に制作に携わった初めてのアニメ作品でもある。
スタジオジブリ宮崎駿 作品 一覧
先日、最新作「風立ちぬ」をもって引退を表明したスタジオジブリ宮崎駿が携わった作品一覧。今までも引退を示唆していたがスタジオジブリが公式に発表したのは初めて。
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高畑勲・宮崎駿コンビが“子供たちに贈る”永遠の名作
自らが携わるアニメーションの世界で、本当に子供に見せるべき良質な作品がなくなっていくことに危機感を抱いていた3人―高畑勲・宮崎駿・小田部羊一、いずれも当時小さな子供の父親でもあった彼らが中心になって企画したのが、この『パンダコパンダ』です。
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[高畑勲 宮崎駿 ふたりの50年]
午前4時半。早朝のアルプス山系で、宮崎駿監督が目にしたのは牛の群れだった。
1973年7月、宮崎は高畑勲監督、アニメーターの小田部羊一とスイスを訪ねた。目的は、翌年からテレビ放送されるアニメーション「アルプスの少女ハイジ」のロケハン。ヨハンナ・シュピリの児童文学を映像化するのに、演出の高畑、画面構成担当の宮崎、キャラクターデザイン担当の小田部は、アルプス地方の風物、習慣を見て、作品に生かそうとしたのだ。
宮崎駿が初めて監督を担当した作品である。また、NHKが放映した最初のセルアニメーションシリーズである。1978年3月をもってNHK総合テレビの夕方の青少年向け番組の定番であった18時台の『少年ドラマシリーズ』の帯番組放映が終了しており、本作の放映開始時期である同年4月は、平日夕方の青少年向け番組が、1970年代の主要な時期を占めたパターンから大幅に改編された時期にあたっている。火曜日19時30分からの30分間は、この作品以後しばらくの間アニメーション枠となった。
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『ルパン三世 カリオストロの城』(ルパンさんせい カリオストロのしろ)は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場映画第2作。宮崎駿の映画初監督作品。1979年12月15日公開。 公開時のキャッチコピーは、「前作をしのげないのなら 2作目を作る意味がない」、「巨大な城が動き始める! 影の軍団が襲ってくる!」、「生きては還れぬ謎の古城でついにめぐり逢った最強の敵!」
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『名探偵ホームズ』(めいたんていホームズ)は、小説『シャーロック・ホームズシリーズ』を原作にしたテレビアニメ。日本の東京ムービー新社とイタリアの国営放送局イタリア放送協会(RAI) の合作。日本では、1984年11月6日から1985年5月20日までテレビ朝日系で放送。全26話。最初の6編は宮崎駿が監督・演出などを務め、その大部分の脚本を片渕須直が書いた。
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『風の谷のナウシカ』(かぜのたにのナウシカ)は、宮崎駿による日本の漫画作品。アニメーション監督・演出家でもある同氏が、徳間書店のアニメ情報誌『アニメージュ』誌上にて発表したSF・ファンタジー作品。科学文明の崩壊後、異形の生態系に覆われた終末世界を舞台に、人と自然の歩むべき道を求める少女ナウシカの姿を描く。1984年には宮崎自身の監督による劇場版アニメ『風の谷のナウシカ』が公開された。
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宮崎にとって、原作となる作品が存在しない初のアニメオリジナルの監督作品である。製作は徳間書店。スタジオジブリ制作映画の1作品目となる。次第に高年齢向けになっていくアニメに対して、マンガ映画の復活を目標に小学生を対象に古典的な冒険活劇として企画され、それが結果的に大人の鑑賞に耐えうる作品になるというのが宮崎の方針であった。音楽は冒険活劇ということから宇崎竜童に決定していたが、プロデューサーの高畑勲の再考により『風の谷のナウシカ』の久石譲が続投することになった。配給した東映による観客満足度調査は97.7%と高く、物語は幅広い年齢層に支持され、ビデオ販売は好調であった。
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『となりのトトロ』は、スタジオジブリ制作の日本の長編アニメーション作品。昭和30年代前半の日本を舞台にしたファンタジー。田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ、メイ姉妹と、“もののけ”とよばれる不思議な生き物「トトロ」との交流を描く。
キャッチコピーは「このへんな生きものは まだ日本にいるのです。たぶん。」と「忘れものを、届けにきました」のふたつ。前者は糸井重里によるもの、後者は同時上映された『火垂るの墓』との共通コピーである。
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『魔女の宅急便』(まじょのたっきゅうびん、英題:Kiki's Delivery Service)は、スタジオジブリ制作の日本の長編アニメーション作品である。アニメーション映画として1989年(平成元年)7月29日から東映系で公開された。原作は角野栄子の児童書『魔女の宅急便』(第1巻)。
監督は宮崎駿。宮崎が監督を務めたスタジオジブリの長編映画としては初の、他者の原作による作品であり、宮崎が『ハウルの動く城』の監督に就くまで15年間にわたって唯一の作品であった。主題歌には荒井由実の楽曲が採用された。公開時のキャッチコピーは、「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」
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