サータって何?どんなベッド?どんなマットレス?

サータのマットレスについて解説します

ホテルスタイル さん

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日本の工場で製造されている全米ホテル第一位のベッドのブランド「サータ SERTA」

高級ホテルの客室で、昔から採用され続けているベッドのブランドは「サータ SERTA」です。

「サータ SERTA」は、全米のホテルベッドの人気ランキングで、常にホテル業界で不動の一位をキープしています。
紛れもなく、信頼と実績のブランド「サータ SERTA」です。

SERTA「サータ」は、米イリノイ州のシカゴ郊外(ホフマンエステーツ)に本拠に置く米国有数のベッドメーカーです。

サータのメインキャラ「羊」とサータのロゴが側面に描かれたコンテナ

"最高の技術、最高のサイエンスは、全てカバーの下に隠れている。真の保証は、どんな場合でも型くずれしない、という人々の評判から生まれてくるものだ”彼のこの言葉は、全米をリードするマットレスベッドメーカー「サータ(SERTA)社」のサクセスストーリーの原点と言われているものです。

1931年、サータ(Serta)の名称をライセンス許与した13のマットレス製造業者が集結しました。

全国ブランドの企業がその知名度と広告費を使って勢力を拡大しつつある中、生き残っていくにはそれに対抗するだけの能力を持たなければならないということを、彼らは認識していました。

1933年、彼ら製造業者たちは、サータ(Serta)というひとつのブランドのもとに会社を組織し、その「サータ」というブランド名で製造販売する製品について、米国内全体で対応するためのガイドラインを設定しました。のちに会社が所有する協同組合の様な形で、独立した8社にライセンスが供与されました。

その後、その中で最も規模の大きいライセンス被許諾者の「National Bedding Company」(最終的にこの会社が、34ある米国のサータ(Serta)製造ライセンスの内の27を所有することになる)により、「サータ インターナショナル(Serta International)」として統制、営業されることとなりました。

最重要ブランドのマットレス「パーフェクトスリーパー(Perfect Sleeper)」を製造するにあたり、彼ら企業家たちは力強いバランスを取ることに成功しました。

全国的に認知されるブランドを立ち上げるとともに、彼らのパートナーである小売業者の発展を促すため、地方の企業をネットワーク化することに成功したのです。

2005年、二つの個人株式投資グループが協力し、National Bedding Co.を買収しました。その二つのグループとは、ロサンゼルスの Ares Management の個人株式投資ファンドである Ares Corporate Opportunities Fundと、カナダ、オンタリオ州の Teachers’Pension Plan の個人株式投資部門である Teachers’ Private Capitalです。

サータの本社の建物はとてもスタイリッシュで、2009年には、工場デザインを対象とした「世界建築フェスティバル」(World Architecture Festival)での受賞対象となる予選通過リストに名を連ねるという、アメリカの企業にとっては稀な偉業も成し遂げました。

サータ工場の建物は、建築会社である"Epstein"がデザインしたもので、65,000平方フィートの敷地には、オフィス、卸売ショールーム、プレゼンテーション用エリアがあり、25,000平方フィートの研究開発センターも隣接されています(敷地全体は90,000平方フィート)。

サータ本社(Serta International Mattress Co)の建物は、イリノイ州シカゴ郊外のホフマンエステーツの"Prairie Stone Development"(開発地域)という、緑に囲まれたエリアにあります。

当初、建物を計画・設計する際、Epstein社は サータ(Serta)の従業員のメンタル、フィジカル両面での健康を優先するよう心掛けたといいます。

これにより、自然の湿地帯生態系の隣りに工場を建て、自然の光や風、屋外での作業場を採用し、また従業員達が湿地帯を眺められる場所を各所に設けることとなりました。

また、これらの特徴が建物のどこからでも同じように感じられるよう、上に高く積み上げるのではなく水平方面に広く建設されることとなりました。

今では、サータ(Serta)は、全米No.1シェアのベッドメーカーに成長し、米国最大のベッド・マットレスのブランドとして、ポケットコイルの他、ジェル注入記憶フォーム、ナチュラル・タラレー・ラテックス、などいくつかの種類のマットレスを製造しています。

サータ(Serta)のベッドは、全米ホテル業界では昔からシェア第一位、最も広く採用されていることでも知られ、ヒルトン、ハイアット、リッツカールトン・・・等、そうそうたるホテルがその顧客リストに名を連ねています。

ベッドのマットレスに必要な「硬さ」と、人体に感じる「ソフト感」といった相反する二つの要素をたくみにまとめあげた”ソフトタッチの硬いベッドマットレス”を作り出し、いまやサータ(SERTA)社はアメリカ、イギリス、フランスや日本等、世界27ヶ国にて60社近いベッド製造のライセンシー契約を結んでいます。

あらゆる人に快適な睡眠を提供するために細心の注意を払っているホテルで使用されるベッドマットレスは、パーフェクトな寝心地が要求されます。サータ(SERTA)社がこだわり続けるベッドマットレスは一流ホテルをはじめ数多くのホテルに採用され、ホテルベッドシェア全米No.1の実績を誇ります。

たとえば、少し前に都内の汐留界隈にオープンしたホテルで導入された「サータ(SERTA)パーフェクトナイトホテル」は、サータ(SERTA)社がソフト感を徹底的に追求するために考案した、新しいスプリング(フリーフレックスコイル)を採用しており、スプリングの片方の連結を交互に解くことにより、体の凹凸に合わせてフィット感を向上させるユニットによって、体圧分散の促進を実現しました。さらに、体をやさしく包み込む寝心地にこだわるユーザーのため、BOX・TOP内に60ミリのソフトタッチウレタンを使用し、高低差30ミリのプロファイル加工を施しています。

実際にホテルがオープンされるまでに、ホテルオーナー様や支配人様、設計事務所の先生方等、インテリアの"プロ"の皆様がベッドを選ばれる方法は、ホテルの開業準備室や建築現場でのモックアップルーム等にベッドを設置し、実際にクッション性能を試されたり、或いは図面上での仕様チェック等、大変厳しい目で検証されます。

日本国内には、ベッドのブランドとしては色々なブランドが流通していますが、最終選定の土俵に残れるのは、実はサータ(SERTA)をはじめ数ブランドしかありません。それは、永年のホテル運営の中で、ベッドは宿泊のお客様に安眠を提供する為の最も大切な機能のひとつという位置付けで、厳しいプロの目で品質や寝心地、ベッドメイクのし易さ、最近では、ビルの高層化などにより、防災面での安全性機能を有した防炎機能などもチェック事項に加味され、且つ、会社内容までを総合的に比較検証され厳選されるため、大半のベッドブランドはホテルベッドの選考段階で淘汰されてしまうという厳しさだからです。

この”設計のプロの目”と”ホテル運営のプロの目”の複眼的判断評価実績は、一般のお客様がベッドを選ばれる際にも大いに参考にされて良い選定基準です。

サータ(SERTA)のホテルベッドは、これまで多くの大手の設計事務所の先生方からもご指定を頂き、実際に全国のホテル様で採用になっているベッドですので、品質的にもきっとご安心頂けます。

日本の工場で製造されている全米ホテル第一位のベッドのブランド「サータ SERTA」

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