巨人5連勝 M7に。原監督「沢村は今日特別な経験」

haji90 さん

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【巨人】原監督「沢村は今日特別な経験」

<巨人3-1DeNA>◇12日◇東京ドーム

 巨人が5連勝で、優勝へのマジックを7とした。

【巨人】沢村が中継ぎ登板

 同点の7回、坂本の適時二塁打、長野のスクイズで2点を奪った。8回に沢村-山口を投入する継投で逃げ切った。試合を通した堅守も光った。原辰徳監督(55)のコメント。

 「3回のライトゴロは、基本に忠実なプレーだった。長野は低いボールを投げ(カットに入った)ロペスのラインもいい。1点を取るよりも大きなプレーだった。沢村は今日、特別な経験をした。記憶にとどめてもらえたらいい」。

止まらぬ巨人 右ゴロ・スクイズ…攻守そつなく5連勝でM7

両軍ベンチとナイン、あるいはスタンドのファンも“だまされた”かもしれない。1-1の三回2死二塁、DeNA・ブランコの打球が右翼手・長野の前にポトリと落ちた。巨人としては長野の強肩にかけるしかない場面。球場中の視線が本塁に集まる中、一塁塁審から「アウト」が宣告された。

 バックホームの中継に入ったロペスが、ブランコの到達前に一塁ベースを踏み、右ゴロが成立。二塁走者の得点も認められなかった。基本通りの低く鋭いボールを中継に投げた長野と、「アウトにするなら一塁と思った」というロペスの機転。原監督も「1点取ったことよりも大きかった」と絶賛のビッグプレーだった。

 この日の巨人は攻守にそつがなかった。五回無死一塁では村田の猛チャージで相手の犠打を併殺で阻止。2-1と勝ち越した七回には長野が鮮やかなセーフティースクイズを決め、大きな追加点を挙げた。

 「僅差になればなるほど、(一つ一つのプレーを)きっちりやることが大事」と川相ヘッドコーチは語る。全力疾走を怠り、余計なアウトを重ねたDeNAとは対照的だった。

 高い個人能力に目を奪われがちだが、チームとしての緻密さ、そつのなさも巨人の強さ。実に8度目の5連勝で、連覇へのマジックは「7」となった。(森本利優)

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