空き家を放置するとどうなる?よくあるトラブルまとめ

FC2USER576340ZWK さん

3 PV

親から相続した家、誰も住まなくなった実家、遠方にあって管理できていない古い家。
「とりあえずそのままでいいか」と思って放置してしまう人も少なくありません。

しかし、空き家は人が住まなくなった瞬間から少しずつ傷み始めます。
定期的な換気や掃除、庭木の手入れ、防犯対策をしないまま放置すると、思わぬトラブルにつながることがあります。

ここでは、空き家を放置すると起きやすい代表的なトラブルをまとめます。

建物の老朽化が一気に進む

人が住んでいない家は、想像以上に早く劣化します。

窓を閉めっぱなしにしていると湿気がこもり、カビや腐食の原因になります。
雨漏りに気づけず、天井や柱、床下まで傷んでしまうこともあります。

また、台風や大雨、地震などで屋根・外壁・雨樋などが破損しても、誰も気づかないまま放置されるケースがあります。

最初は小さな傷みでも、放置するほど修繕費は高くなりやすいです。

草木が伸びて近隣トラブルになる

空き家でよくあるのが、庭木や雑草の放置です。

草が伸びると見た目が悪くなるだけでなく、隣の敷地にはみ出したり、害虫が発生したりする原因になります。
夏場は蚊やハチ、毛虫などが増えやすく、近隣住民から苦情が入ることもあります。

特に住宅街では、空き家そのものよりも「庭の管理不足」がトラブルのきっかけになることがあります。

不法投棄されることがある

人の出入りがない空き家は、不法投棄のターゲットにされることがあります。

古い家具、家電、タイヤ、ゴミ袋などを勝手に置かれてしまうと、処分費用は基本的に所有者側の負担になる可能性があります。

一度ゴミが置かれると、「ここは管理されていない場所だ」と思われ、さらに不法投棄が増えることもあります。

放火や空き巣のリスクが上がる

管理されていない空き家は、防犯面でも危険です。

ポストにチラシが溜まっている、庭が荒れている、雨戸が閉まりっぱなしになっているなど、明らかに人が住んでいないことが分かる状態だと、空き巣や不審者に狙われやすくなります。

また、敷地内に燃えやすいゴミや枯れ草があると、放火のリスクもあります。

近隣に住宅が密集している場合、火災が起きると周囲にも大きな被害が出る可能性があります。

雨漏り・倒壊・外壁落下で損害賠償につながることも

空き家の屋根材や外壁、ブロック塀などが劣化すると、強風や地震で崩れることがあります。

もし落下物で通行人にケガをさせたり、隣家の車や建物を傷つけたりした場合、所有者が責任を問われる可能性があります。

「誰も住んでいないから関係ない」ではなく、所有している以上、管理責任がある点には注意が必要です。

行政から指導・勧告を受ける可能性がある

管理状態が悪い空き家は、自治体から指導や勧告を受ける場合があります。

空家等対策の推進に関する特別措置法では、適切に管理されていない空き家が防災・衛生・景観などの面で地域住民に深刻な影響を及ぼすことを前提に、自治体が対応できる仕組みが定められています。

特に状態が悪い空き家は「特定空家等」や「管理不全空家等」として扱われる可能性があります。
また、状況によっては固定資産税などの住宅用地特例が解除される場合もあります。国土交通省の資料でも、適切な管理が行われていない空き家への対応として、固定資産税等の住宅用地特例を解除する措置が示されています。

売りたいときに売りにくくなる

空き家を長期間放置すると、いざ売却しようと思ったときに不利になることがあります。

建物の傷みが激しいと、買い手から「解体費用がかかる物件」と見られ、価格交渉されやすくなります。
また、残置物が多い、庭が荒れている、雨漏りしているなどの状態だと、内見時の印象も悪くなります。

結果的に、早めに管理・売却・解体を検討しておけばよかった、というケースもあります。

空き家を放置しないための選択肢

空き家を持っている場合、主な選択肢は以下のようなものがあります。

・定期的に管理する
・賃貸に出す
・売却する
・リフォームして活用する
・解体して更地にする

どの選択肢がよいかは、建物の状態、立地、相続状況、固定資産税、今後の利用予定によって変わります。

国土交通省の空き家対策ページでも、空き家は放置せず、「しまう(除却)」または「活かす(活用)」の行動を取ることが大切だと案内されています。

解体するかどうか迷っている場合でも、まず解体費用の目安を知っておくと判断しやすくなります。地域の解体業者を比較できる「カイテック(KAI-TECH)」のようなサービスを使えば、複数社の見積もりを確認できます。

空き家は、放置していても自然に解決することはほとんどありません。

むしろ、建物の老朽化、庭木の繁茂、不法投棄、防犯リスク、近隣トラブル、行政からの指導、売却時の不利など、時間が経つほど問題が大きくなる可能性があります。

すぐに解体する必要があるとは限りません。
ただし、「管理する」「売る」「貸す」「空き家バンクに登録する」「解体する」など、早めに方向性を決めておくことが大切です。

空き家を所有している人は、放置し続ける前に、一度現状を確認してみることをおすすめします。

  • 1