【トリビアまとめ】武田信玄は浮気したことを愛人の男性に謝ったことがある

昔懐かしの「トリビアの泉」を再検証!

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当時の放送より

戦国時代に詳しい長野県信州大学の笹本教授はこう語る。

Q.武田信玄が浮気した事を愛人の男性に謝った?


「戦国時代の武将のほとんどが●●男子をそばにはべらせていました。武田信玄も(春日)源助という子供をかわいがっていたようです。そして源助という人物に浮気したことを謝っている手紙が残っているんですよ。」

こちらがその手紙である。

確かに晴信(信玄)が春日源助という人に送ったことが記されている。そしてその中にはこう書かれていた。

弥七郎に頻りに度々申し候へども虫気の由申し候間了簡無く候全く我が偽りになく候事


弥七郎には何回もアタックしたけど「腹痛い」ばっかり言って全然相手にしてくれなかったんだよね。これはマジ信じて。絶対ウソじゃねえから。

【補足トリビア】
①信玄が浮気相手・弥七郎にも手を出したということで源助が怒ったため、本命に対して「お前が一番だよ」という言い訳の手紙を書いた。家臣の源助に対して敬語なのがラブレターであることの証明であり、歴史的にも非常に貴重な文献である。

再検証しました

「弥七郎」という男性と浮気したという 噂うわさ が立つ。本命の恋人だった「春日源助」に詰め寄られた信玄が釈明する手紙が残っている。

信玄は、弥七郎という他の少年と浮気しているのではないかと源助に疑われてしまい、必死に否定しまくっているのです。

「誓詞之意趣者(このような内容で誓います)」で始まる手紙は誓約書のような形式を採っており、弥七郎という別の男との浮気を疑われた信玄が、その疑いを晴らすために必死になる様子が見て取れる。

【現代語訳】
〈一、弥七郎に度々言い寄ったが、虫気(腹の病)ということで相手にされていない。これは偽りではない。
一、弥七郎を伽(寝床)に寝させたことはない。以前にもそのようなことはない。まして、昼夜、弥七郎とそのようなことに及んではいないし、今夜もそうである。
一、別して、知人ということで色々走りまわれば、かえって疑いを受け、それは迷惑である。この条々、もし偽りであれば、当国一、二、三大明神、富士、白山、殊には八幡大菩薩、諏訪上下大明神より罰をこうむるべきである。(以下、略)〉

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