ユーカリは、赤ちゃんはまだ食べられません。 では離乳食として、何を食べると思いますか? それは、お母さんの「うんち」なのです。
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では、なぜコアラの赤ちゃんは母親のウ●チを食べるのか。
【補足トリビア】
①コアラは生後6ヶ月までは母親のおなかの袋の中で育ち、袋から出る直前の1週間くらいは親のフンを食べる。この時期だけ親のフンはペースト状、無味無臭になる。
②ウサギや犬もフンを食べるが、主食となるものを食べられるようになるためにフンを食べる動物はコアラだけ。
③「コアラ」はオーストラリアの原住民アボリジニの言葉で「水を飲まない」という意味があり、実際にユーカリに含まれる水分だけで生きている。
④成長するとユーカリ以外は食べない。ほかのものを食べるとおなかを壊してしまう。
動物園で人気者のコアラは、えさのユーカリの葉をより好みする。これには、母親が赤ちゃんに与える特殊なうんちに含まれる腸内細菌が関係していることが分かったと、北海道大や北里大などの研究チームが発表した。
コアラの子どもは親のうんこを食べるって、ご存知でしたか?その理由はコアラの主食であるユーカリの「毒」にあったんです。
お母さんコアラは自分のうんちを赤ちゃんコアラに離乳食として与え、ユーカリの葉を消化できるロンピネラ菌を赤ちゃんコアラの腸内に入れて大人になる準備をしているのです。
何でコアラはユーカリの葉を消化できるのでしょうか。じつは、コアラは「タンナーゼ」という酵素を持っているのでユーカリの葉を食べることができるのです。
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