【トリビアまとめ】何をしても死なない虫がいる

昔懐かしの「トリビアの泉」を再検証!

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当時の放送より

虫に詳しい東京女子医科大学生物学研究室の野田先生はこう語る。

Q.何をしても死なない虫がいる?

こちらが何をしても死なないというクマムシである。

体長わずか0.5mm。
道端の苔の中にもいるこの虫が、本当に何をしても死なないのか試してみた。

高温機を120℃に設定し、その中にクマムシを入れてみる。加熱すること2時間。

クマムシはまったく動かない。

そこで水をかけてみると、復活。

すべてのものを一瞬のうちに凍らせる液体窒素に、先程のクマムシを入れてみる。

-195.8℃ではさすがのクマムシも凍り付いている。

そこで溶かしてみると、復活した。

真空中では生物の体は膨張して破裂するはず。

そのまま1時間真空の中に置いておく。

クマムシはまったく動かない。そこで水をかけてみると、復活した。

Q.ほかにはどんな環境に耐えられるんですか?

「ほかにも、放射線であるとか強い酸・アルカリといった化学物質に対しても耐性があることも知られています。

Q.ちなみに寿命はどのくらいですか?

「せいぜい半年です。」

【補足トリビア】
①今回はクマムシの種類の中でも最も強いオニクマムシ(学名:milnesium tardigradum)で実験。体長約0.5mmはクマムシの中では大きいほうである。
②泳げない水棲動物で草むらの苔や地中、水辺、海岸の砂中などに生息する。

再検証しました

乾眠状態に入ったクマムシの場合、82.7℃という高温まで温度を上げて1時間経っても、およそ半数が生き残った。 それもそのはず、クマムシは乾眠状態のときに最強なのだ。

乾燥状態であれば、なんと-273℃から100℃、真空、超高圧(75%2C000気圧)、電子レンジ、ヒトの半致死量の1000倍の放射線照射に耐えた例が報告されているのだそうだ。

この奇妙な生物は、高レベルの放射線にも強く、ほとんどの生物を死に至らしめる放射線量の1000倍以上の放射線を浴びても生き延びることができる。

この状態では水含量は数%にまで低下しており、生命活動は見られません。 驚いたことに死んだわけではなく、水を与えると速やかに活動状態に復帰します。

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