レチノール(ビタミンA)とビタミンCの化粧品の併用がダメとされている理由は?

効果的な成分として多くの化粧品に配合されているレチノール(ビタミンA)とビタミンC。しかし、ネットで調べているとこの2つの成分を併用してはダメだと解説しているサイトもあったりして、その真偽を確かめるべく調査し、まとめてみました。

やもすれん さん

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前提として、化粧品に配合されている「ビタミンC」に期待される効果


・お肌のリズムを整える
・日焼けによるシミ、ソバカスを防ぐ
・皮脂のバランスを整える
・お肌を引き締める

そして「レチノール」に期待される効果


・ターンオーバー正常化
・ニキビの予防
・コラーゲン・ヒアルロン酸の生成促進
・エラスチンの質の向上
・過剰な皮脂をコントロール
・表皮の水分量アップ

わたしの名医 宇井千穂医師の見解【ビタミンCとビタミンAの相性は良くないが、併用は可能】

■前提として


・健康的な肌のpHは、平均4.5〜5.5の弱酸性に保たれている
・化粧品は肌と同じ弱酸性に作られているものが多いが、化粧品の目的によってpH値は異なる。例えば、肌を引き締める効果がある化粧水は酸性に傾いていたり、柔軟効果のある化粧水は弱アルカリ性に傾いていたりする。肌と同じ弱酸性ではない化粧品を使用すると、一時的に肌のpH値は変わるが、しばらくすると自然と元の弱酸性に戻る。
・ビタミンCの適正なpHは4〜5程度とされているが、ビタミンAの一種であるレチノールは最適なpHは5.5〜7とされている。

■併用の仕方について


・ビタミンCをつけてから、ビタミンAをつける。ビタミンCは水溶性のため、肌に浸透しにくいと考えられているが、後から油溶性のビタミンAを使うことにより、ビタミンCの浸透をサポートする働きが期待できる。レチノールは赤みやかゆみが出る「レチノイド反応」が起こることがあるため、化粧水などを塗った後に使うことで刺激をダイレクトに受けにくくなる。
・レチノールは光に弱く、紫外線を極力避けて使用するのが良いとされている。特に、紫外線が強い時期は朝に塗るのは避けた方が無難。

VitabridC12 beauty 西田恭之医師の見解【ビタミンCとビタミンA(レチノール)は相性が良くないが、併用は可能】

内容としては、上に紹介した「わたしの名医」とほぼ同じ。(サイト上の投稿日はこちらが2020/12/25と2年ほど早い。)

Voce 友利新医師の見解【一つの化粧品に二つの成分を安定配合するのが難しいが、肌に危険なことはない】


メラニン生成を抑制して酸化を防ぐビタミンCとダブルで取り入れることで、透明感のあるハリ肌を目指せる。ビタミンCは朝使わないとダメとか、レチノールは夜じゃないといけないというのは少し語弊あり。確かにレチノールは光で変性しやすいが、日焼け止めをきちんと塗っていれば朝のスキンケアで使っても問題はない。

■敏感肌の人でも使えるか?


一概には言えないが、誘導体になっているもののほうが優しい使用感になっている。ピュアレチノールやピュアビタミンCが野生の原種だとしたら、誘導体は研究により進化したエリート種。浸透がよくなっていたり刺激が少なくなっていたりするので、肌荒れが気になる場合はこのエリート種を選ぶのもおすすめ。

YouTube 小林智子医師の見解【朝と夜のようにタイミングを変えて併用するのがおすすめ】


・併用することで、作用が低下してしまう可能性はある。
・刺激が強いトレチノインとアスコルビン酸を併用すると刺激を感じやすい
・タイミングを変えて併用するのがおすすめ、たとえばビタミンCは朝
、レチノールは夜のように分ける。

■両方の成分が配合されている商品について


・肌の刺激になりにくい
・それぞれの効果が減少しない
ように処方が工夫されているので問題なし。

YouTube かずのすけ氏【ビタミンAとビタミンCを併用することに何の問題もない】

■ネット上での、ビタミンCとビタミンAを併用すると効果が弱まる説について


・phが違うというが、ビタミンAは油溶性、ビタミンCは水溶性で、水溶性はphが関与するが油溶性は関与しない。ネット情報は根拠に乏しい。
・文献でも、ビタミンAビタミンC一緒に入れて活性が伸びるという論文あり
・ただし、obagi25等の、超高濃度配合されているものだと、そもそもビタミンCが裸足激が強くビタミンAも肌刺激が強いので不安は生じる。高濃度の場合は肌の調子をみながら併用すべき。

▼個人的な結論

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