“この商品は、まとまった資金を運用し、死亡保障や介護保障を確保しながら資産形成を行いたい方を念頭に組成しています。また、貯蓄機能を有していますが、為替変動リスク、金利変動リスク、解約時の元本割れリスクを許容できる方を想定しています。”(出典:メットライフ生命 ウェルスデザインII ウエブサイト)
ウェルスデザインの申し込みを考える場合、必ずこうした注意事項を認識している必要があります。
ウェルスデザインはどんな保険?まとめてみた!
米国のメットライフの日本法人、メットライフ生命が2020年から販売している「ウェルスデザイン」という保険は利率変動型一時払終身保険と呼ばれるタイプの保険です。この保険がどんな保険なのかをまとめてみました。
WealthDesign さん
生命保険というと「万が一のとき」「もしものとき」に保障してくれる商品、という認識があるのではないでしょうか。保険という商品には生命保険や医療保険などさまざまな種類があります。そして保険という商品は「万が一のとき」「もしものとき」だけでなく、解約するときに「解約返戻金」を受け取ることができる貯蓄的な機能を持った保険もあります。米国のメットライフの日本法人、メットライフ生命が2020年から販売している「ウェルスデザイン」という保険は利率変動型一時払終身保険と呼ばれるタイプの保険です。この保険がどんな保険なのかをまとめてみました。
ウェルスデザインの「利率変動型一時払終身保険」という保険についてまとめる前に生命保険っていう商品についてちょっとだけまとめてみたいと思います。
生命保険は大勢の人で公平に保険料を負担しあい、その中から、保険料を出している人に「もしもの時」が来たら、保険金や給付金(以下、「保険金等」といいます)を支払うということを契約する商品です。
この「もしもの時」というのはどんな時かといえば、死んでしまうこと、あるいは病気にかかってしまうこと、そういったリスクに直面したときのことで、生命保険は保険料を払い、保険をかけているひと、つまり被保険者が病気になった場合はその後も生活していくため、あるいは被保険者が死んでしまった場合には家族をはじめとする保険金の受取人となっている人の生活などに備えるものになっているといえるでしょう。
生命保険と一口でいっても、その種類はさまざまです。被保険者が死んでしまったときには保険金が支払われる「死亡保険」、病気になってしまったときの治療費などを保障する「医療保険」などがあります。
「もしものとき」「万が一のとき」を考えて加入するのが保険という商品です。
「ウェルスデザイン」は終身保険という保険商品になります。終身保険は死亡・高度障害保障が一生涯続く生命保険になります。特徴として挙げられるのが貯蓄性です。そこで出てくるのが「利率」という言葉です。
ウェルスデザインは契約時に選択する準利率保証期間によって正式名称が異なります。契約時の基準利率保証期間が10年の場合には「利率変動型一時払終身保険(米ドル建 介護保障型)」、契約時の基準利率保証期間が30年の場合「利率変動型一時払終身保険(米ドル建 介護保障型 22)」の保険商品ということになります。
ウェルスデザインは保険解約時に払い込んだ保険料に応じた解約返戻金を受け取ることができます。
ウェルスデザインは基準利率保証期間が10年のものと30年のものがあります。契約時にどちらかを選択することになります。この基準利率というのは積立金(契約時は一時払保険料と同額)に付利する利率のことになります。利率は一時払保険料に付利する利率ではないということなので、契約時、商品選択時には注意することが必要となります。
基準利率は、基準利率保証期間ごとに所定の指標金利をもとに設定されるので、基準利率保証期間などによって異なるということです。つまり10年のタイプと30年のタイプは異なるということになります。
ウェルスデザイン組成しているメットライフ生命のウェブサイトによると、ウェルスデザインの基準利率を、は毎月1日と16日に設定しているそうです。このウェルスデザインの基準利率保証期間についてですが、契約時の基準利率保証期間は、今年2023年6月16日から6月30日という期間中に契約が成立した場合には、10年を選択した場合が年4.10%、30年を選択した場合には年3.31%となるそうです。
ウェルスデザインは被保険者が所定の要介護状態と認定されたときに、外貨建てで一時払保険料以上の介護保険金を受け取ることができます。つまり、介護に備える保険、「介護保障型」の保険商品ということになります。要介護状態と認定された場合、介護保険金の受取人は被保険者で、受け取った介護保険金は原則非課税になるそうです、しかし、この非課税というのは原則であり、課税になる場合もあるとのことで注意が必要だということです。
生命保険に加入する場合、告知項目、あるいは告知事項というものが決められているのはご存知でしょうか。ウェルスデザインの告知項目は「公的介護保険制度における要介護・要支援認定の申請歴」「認知症または軽度認知障害の診断」の有無のみとなっており、既往症のある人や健康に不安のある人でも申込みしやすくなっているということです。
誰でも無条件で加入することができないというのが生命保険です。また、告知しても、この告知が正しく行われなかった場合、保険金を受け取れなくなってしまうので、注意が必要です。
ここまでわかったことはウェルスデザインが老後の生活のための資産を形成していく保険、介護保険金の支払いがなかった場合には死亡保険金を家族に残すことができるという保険だということではないでしょうか。
しかし、ここで注意が必要です。このウェルスデザインという保険商品は外貨建ての保険だということです。そのため、為替リスクがあります。想定していたよりも受け取れる金額が減額となる場合があるということです。また、集められた資金で運用が行われるため、元本割れリスクもあります。しかし、このリスクについて、メットライフ生命のウェルスデザインの紹介サイトではしっかりと説明されています。加入を考える人は読んでおく必要があるでしょう。
出典 メットライフ生命ウェルスデザイン紹介ページ
ウェルスデザインを発売しているのはメットライフ生命株式会社です。このメットライフという名前になったのは9年前、2014年のことです。それ以前はアリコジャパンという会社名でした。アリコはアメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニーの通称で、アリコジャパンは1954年に日本支社として開設されました。日本に住む外国人向けに保険の営業を行っていましたが、1973年から日本人向けの保険の営業を開始しています。
2011年、アメリカのアリコがメットライフの傘下に入ったことから、アリコはメットライフアリコに変わりました。2012年には日本法人もアリコジャパンからメットライフアリコ生命となりました。さらに2014年には商号がメットライフ生命保険に変わり、保険のブランド名もメットライフ生命に変わっています。社名はメットライフ生命に変わりました。ブランドも変わっています。しかし、前身のアリコ時代から50年以上も日本で保険商品を取り扱ってきました。日本における保険商品名や社名は変わりましたが、メットライフが日本における外資系生命保険会社の第1号であることには変わりありませんね。
ウェルスデザインは次のご紹介する銀行が募集代理店となっています。特約などは募集代理店よって異なることがあるので注意が必要でしょう。
●足利銀行
●阿波銀行
●イオン銀行
●伊予銀行
●岩手銀行
●SMBC信託銀行
●SBI新生銀行
●大分銀行
●大垣共立銀行
●沖縄銀行
●香川銀行
●鹿児島銀行
●関西みらい銀行
●北九州銀行
●紀陽銀行
●京都銀行
●きらぼし銀行
●群馬銀行
●熊本銀行
●山陰合同銀
●三十三銀行
●滋賀銀行
●四国銀行
●静岡銀行
●七十七銀行
●十八親和銀行
●十六銀行
●荘内銀行
●常陽銀行
●仙台銀行
●第四北越銀行
●但馬銀行
●千葉銀行
●千葉興業銀行
●中国銀行
●筑波銀行
●東邦銀行
●名古屋銀行
●南都銀行
●西日本シティ銀行
●肥後銀行
●百五銀行
●福岡銀行
●福島銀行
●北都銀行
●北海道銀行
●みちのく銀行
●みなと銀行
●宮崎銀行
●武蔵野銀行
●もみじ銀行
●山口銀行
●横浜銀行
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