借用書はテンプレートのものを使用していいの?

家族や友人にお金を貸すときにはきちんと借用書を作成して、お金を貸した証拠を残しておくようにしましょう。反対にあなたがお金を借りる場合でも借用書を作成することで人間関係のトラブルを最小限に抑えられます。この借用書はどのように作成したらよいのでしょうか。ここでは借用書を作るときのポイントを紹介します。

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借用書に記載する項目は8つ!

①契約日の日付 金銭を受領した日を記入
②貸主の氏名 貸した側の氏名を記入
③借入金額 漢数字(大字)で金額を記入
④契約に係る文章 お金を借りたことを認める文章
⑤返済期日 返済する期日を明白に記入
⑥利息や延滞損害金 金利を決めて記入
⑦返済方法 返済方法を具体的に記入
⑧借主の住所と署名捺印 借りた側の住所と署名捺印
⑨収入印紙を貼る

税理士法人のチェスターによると、借用書に記載すべき項目は上記の8項目です。収入印紙も必ず必要になります。

無効になってしまう借用書とは?

せっかく作成したのに、無効となってしまう借用書も存在します。例えば、パソコンで作成したがために、署名捺印がないもの。また、貸主や借り主が未成年や成年被後見人などの場合も、借用書として認められません。最後に、金銭を受領した旨の記載がなければ、他の項目が完ぺきだったとしても借用書とみなされないのです。これらのポイントを押さえておきましょう。

その他に気を付けておきたい借用書作成のポイントは?

借用書を作成するうえのポイントは、他にもいくつかあります。まず、借用書は借主と貸主の双方が保管できるように、正本を2通分作成しましょう。 それぞれが保管しておけば、安心安全です。

一般的には貸主が用意したものに当事者全員が署名押印しますが、作成者に決まりはありません。

借用書はテンプレートでも大丈夫!

借用書をいちから作ろうとする人がいますが、借用書にはいろいろとややこしい取り決めがあるため、テンプレートを使用するのが無難です。法的にテンプレートのものを使っても問題はありません

ネット上にはさまざまな借用書のテンプレートがありますので、最も使いやすいと感じるものを選びましょう。

その他にも知っておきたい借用書の注意点

ボールペンで書く(鉛筆はNG)
数字を記入する際は漢数字で記入する
反社会的な内容は書かない
確実に返済してもらいたいたければ連帯保証人はなるべく付ける
借金が1万円を超える場合は印紙税が必要になる
借主に意思能力がない場合は作成を控える

借用書を作るときには書き方だけではなく、さまざまな決まりがあります。これらを押さえてトラブルを防ぎましょう。

借用書は作成していて決して気分の良いものではありません。お金に関するトラブルは後々尾を引くことが多いため、きっちりと作成するように意識してください。テンプレートを使用するのが失敗しないコツです。

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