コロナ禍の外出自粛で思ったよりも体重が増えてしまって「痩せなきゃいけない...」と考えている方も多いでしょう。
運動や食事制限といったダイエットの基本に加え、体重を落とす薬剤やサプリ、いわゆる『やせ薬』に興味がある人も多いかと思います。
医薬品の認可は臨床試験を繰り返す必要があり、私たちが実際に利用できるようになるまでに長い時間がかかることがほとんどです。
世界の国々でダイエットのために利用されていても、日本ではまだ認可されていない医薬品も少なくありません。
食欲抑制剤について、「副作用のリスクが高いのでは?」というネガティブなイメージを抱く女性もいるようです。残念ながら中には安全性に不安材料のある食欲抑制剤も出回っています。
食欲抑制剤は安全性の高さを重視することはもちろん、販売実績が高く信頼性の高いメーカーの食欲抑制剤を選ぶことをおすすめします。
初めて食欲抑制剤を飲む人は、どれを選んだら良いか迷うこともあります。単に売上の実績が高いだけではなく、実際に試した人の確かな実績が選ぶ決め手になるはずです。
ゼニカルはスイスの製薬会社「Roche社」で開発・製造された肥満治療薬です。
本来、肥満や糖尿病、高血圧をはじめとした生活習慣病の肥満治療薬として開発されました。疾患がない方に対しても、同様の効果を現したことから、ダイエット薬として知られるようになりました。
ゼニカルの有効成分「オルリスタット」には、「リパーゼ」と呼ばれる、膵臓に含まれる消化酵素の働きを弱める作用があります。
リパーゼは脂肪を分解する役割の酵素です。リパーゼ活性を阻害することで、摂取した食物に含まれる脂質の吸収を抑制。吸収されなかった脂質は、1~2日後に便として排出されます。
飲み方は、処方時に細かな指示はありますが、脂っこい食べ物を食べる時に、意識してゼニカル(XENICAL)を飲みます。
効果としては、目に見えてわかるほど、脂を排出することができます。
ゼニカル(XENICAL)は、医師の管理の下で処方される医薬品です。医師の処方箋がないと、国内においては購入する事が禁止されています。
インターネットなどでゼニカル(XENICAL)の個人輸入など通信販売をみかけますが、身体に関わる問題の為、必ず信頼のおける医療機関でご相談のうえ、医師の指示のもと服用して下さい。
リベルサスは、GLP-1受容体作動薬の一種で、減量に有効とされる成分「セマグルチド」が含まれています。
血糖値を下げるインスリンの分泌を促進するほか、胃腸の動きを調整し食欲の抑制が可能です。血糖値を低下させるはたらきがあるため、糖尿病の治療薬として使われています。
GLP-1受容体作動薬は、注射を使ってGLP-1を投与するものがほとんどですが、リベルサスは口から飲める(経口投与できる)ことが特徴です。
内臓脂肪の燃焼や基礎代謝の向上も見込めるので、体質を改善できる可能性が高いです。
また1日1回錠剤を経口投与するので、他の注射タイプのGLP-1受容体作動薬と比べて痛みがなく、利用しやすいです。
ハードな運動や厳しい食事制限は必要なく、適度な運動と食習慣の見直しでダイエット効果を見込めます。
リベルサスを摂取することにより、血糖値の上昇を防ぐ働きをするインシュリンの分泌を促し、自然に食欲を抑える効果が期待されます。
血糖値の数値を下げる効果が期待されることから、糖尿病患者の治療用の医薬品としても用いられており、ポピュラーな存在となりつつあります。
リベルサスを飲みタイミングは、基本的に1日の最初の食事の前、空腹なった時です。健康的にダイエットするためにも、1日の食生活は朝・昼・夕と3食規則正しく摂るのが基本ですから、朝食前の空腹時に飲みましょう。
1回に服用するリベルサスの量は、1錠のみでOKです。コップ半分程度(120ml程度)のお水と一緒に1錠服用します。
人によって効果が出る方と出ない方はいますが、4人に3人くらいは効果が出ると言われており、さらに最高で10kg減らすことができたという報告もあります。
元々の体重が多い人ほど減りやすいこともあるため、個人差が大きいので気になった方は是非医師と相談の上で試してみてください。
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