城崎は温泉のまちとして、奈良時代から人々に愛され続けてきました。
まるで大昔にタイムスリップしたかのようなまち並みを残し、「まち全体が大きな温泉宿」の精神で、今もなお多くの方が訪れる日本の温泉街。
平成25年2⽉には、城崎温泉が旅⾏ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(改訂第3版)」で⼆つ星(★★)を獲得。
環境省と観光庁が後援する「温泉総選挙2016 インバウンド部門」でも、堂々の第一位に輝き、国内のみならず海外からも歴史ある魅力的な温泉として知られています。
まず「駅は⽞関」その先の「道は廊下」「宿は客室」「⼟産屋は売店」そして「外湯は⼤浴場」。「お⼟産屋が売店」で「飲⾷店が⾷堂」で。
これは、自分のお店や旅館に来られたお客様だけでなく、すべてのお客様をまち全体で大切にお迎えしよう、という想いが込められています。
城崎の名所・旧跡や古い社寺の由緒、文豪や歌人の足跡などをたどり、城崎の地に染み込んだ時間をたどりながらの散策も味わい深いものです。
玄武洞公園は、160万年前の火山活動により流れ出したマグマが、冷えて固まるときにできた割れ目が玄武洞で、約6,000年前に人々が石を採取したために洞となり現在に至ります。
無数の六角形の玄武岩が積み上げられた様子は、何にも喩えがたい不思議な美しさを放ち、自然の脅威を感じさせるほど。見どころは石柱「柱状節理」。奇岩・奇勝に願掛けする人が訪れ、パワースポットとしても人気です。
うねるように伸びる節理から「龍が昇る姿に似ている」と青龍洞と呼ばれるようになったという。
洞の下には池があり、日のあたり具合で節理を水面に映し、幻想的な光景をみせてくれるそうだ。雨上がりの晴れ間には虹がかかる。自然の偉大さが伝わってくるパワースポットであり、いつまでも眺めていられる光景だ。
この玄武洞の最寄り駅である玄武洞駅前からおよそ渡し船で7分のところには、玄武洞ミュージアムがあります。
玄武洞にまつわる石の博物館、レストランやカフェ、ショップをはじめ、2Fではさまざまな体験コーナーがあります。
各種化石の見学や、美しい宝石や鉱物を使った体験コーナーなどもあるので、家族連れや友達同士でも楽しめることでしょう。
石造りの太鼓橋がかかる大谿川沿いの柳並木は、城崎を代表的する風景。志賀直哉も愛したとされるこの川沿いを、浴衣を着てそぞろ歩くのがこの温泉街の醍醐味。
春には、川沿いの木屋町通りや薬師堂へ向かう道が桜並木に変わり、より温泉情緒を感じさせます。どの季節に訪れても趣があり、何度でも目にしたくなる光景です。
城崎マリンワールドは、城崎温泉駅から車で10分、電車でも13分の所にある水族館で、イルカ・アシカショー、ペンギンの散歩、イルカと一緒に泳げるドルフィンスイムなどを体験できることが魅力です。
普段は体験できないバックヤードツアーなども体験できるので、小さなお子さんがいるファミリーでも、カップルや、友達同士でも存分に楽しむことができます。
城崎マリンワールドでは、水族館以上であることを目指しているので、枠にとらわれることなく、面白いこと、楽しいことを含む水族館らしくないことを実践中です。
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